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blog DETAIL3ナンバーと5ナンバーの違いとは?定義・見分け方・維持費を解説!

2022年05月30日

車の話題で、「3ナンバー」や「5ナンバー」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。
「3ナンバーの車は大きくて、5ナンバーはそれより小さいイメージがある」
「3ナンバーは維持費が高そう」

このように思われている方も多いかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。
この記事では、3ナンバーと5ナンバーの車の違い・定義・維持費などについて解説していきます。

3ナンバーと5ナンバーの違いとは?定義・見分け方・維持費を解説!

3ナンバーと5ナンバーの違い

3ナンバーと5ナンバーの車は、指定されたサイズや排気量の基準によって区別されます。
具体的に示されている定義について、それぞれみていきましょう。

3ナンバーと5ナンバーの定義

まず3ナンバーと定義づけられるのは、以下の四つの条件を一つ以上満たしている車です。

排気量:2,001cc以上
全長:4,701mm以上
全幅:1,701mm以上
全高:2,001mm以上

一方5ナンバーと定義づけられるのは、以下の条件を全て満たしている車です。

排気量:2,000cc以下
全長:4,700mm以下
全幅:1,700mm以下
全高:2,000mm以下

これら四つのうち一つでも上回っている場合は、3ナンバーの車として扱われることになります。

両ナンバーのサイズの規定を比べると、「3ナンバー>5ナンバー」と一般的にいわれているのも納得できるはずです。
ただし、この法則が全ての車に当てはまるというわけでもありません。

例えば、5ナンバーの車と同じサイズだったとしても、排気量が2,001cc以上の車であれば3ナンバーとして扱われるので注意しましょう。

各ナンバーの代表的な車種

3ナンバーの主な車種は、プリウス(トヨタ)、クラウン(トヨタ)、エクストレイル(日産)などが挙げられます。
一方5ナンバーに該当するものは、ステップワゴン(ホンダ)、セレナ(日産)、ヴォクシー(トヨタ)といった車があります。

ただし5ナンバーの車種でも、エアロパーツなどによって全長が4,700mmを超えた場合は3ナンバーの扱いとなるので注意が必要です。

3ナンバーと5ナンバーの見分け方

どんな車でもナンバープレートを見れば、3ナンバーと5ナンバーのどちらに該当するのかが、すぐに確認できます。
ここでは、ナンバープレートの意味や記載番号ついて、紹介していきます。

ナンバープレートとは

ナンバープレート(自動車登録番号票)とは、車体の全面と後面に固定されている金属板のことです。
ナンバープレートの表示によって各車両を識別できるため、事故や盗難などあらゆる場面で重要な役割を果たしています。

ですから、車種や用途に関係なく、全ての車両には必ずナンバープレートを取り付ける義務が設けられています。

ナンバープレートの分類番号

ナンバープレートには、以下の四つの情報が記載されています。
1 地域名
2 分類番号
3 事業用判別文字(平仮名等)
4 一連指定番号

ここで注目してもらいたいのは、②の分類番号です。
分類番号は、地域名の隣(上段の右側)に記載されている3桁の数字のことを指します。
分類番号の上1桁はその車両の種類や用途を表しており、「3」なら3ナンバー、「5」なら5ナンバーということになります。

つまり分類番号を見れば、その車が3ナンバーか5ナンバーかを簡単に判別できるというわけです。

3ナンバーと5ナンバーの維持費

車を所持していれば、税金や保険料などの経費を定期的に支払う義務があります。
結論からいうと、これらの金額がナンバーによって上下するということはありません。

ただし、5ナンバーに比べて3ナンバーの方が、負担額が大きい傾向にあります。
その理由を踏まえながら、車にかかる維持費はどんなものがあるのか紹介していきます。

自動車税

自動車税は、「総排気量」によって金額が定められます。

例えば「1,000cc~1,500ccなら34,500円」、「1,500cc~2,000ccなら39,500円」という風に500cc単位で区切られており、大きくなるほど税額が高くなっていく仕組みです。
(2019年10月に税制改正が行われたことで、車の購入時期によっても価格が異なります。)

一般的に3ナンバーの車は排気量が多いため、税額が高くなる傾向にあります。

自動車重量税

自動車重量税は、「車両の重量」によって金額が定められています。
0.5t単位ごとに、重くなっていくほど税額が高くなります。

基本的にサイズが大きい3ナンバーの車は必然的に重量も大きくなるため、自動車税と同様に税額が高くなりがちです。

保険料

車に関する保険は、主に自賠責保険と任意保険の二つです。
誰でも加入義務がある自賠責保険の場合は、自家用乗用自動車と軽自動車で料金が異なります。

3ナンバーと5ナンバーは両方とも自家用乗用自動車に区分されるため、基本的に金額は同じです。
任意保険の場合、料金を決める基準は等級などさまざまですが、ナンバーの番号自体が直接金額に影響することはありません。

まとめ

3ナンバーと5ナンバーの違いは、車体のサイズと排気量によって決められることをお伝えしました。
昔は「3ナンバーは税金が高い」といわれていましたが、今はそうとも限らないということも押さえておきたいポイントです。

そのため車を選ぶ際はナンバーで決めるのではなく、乗り心地や機能などさまざまな観点から見て自分に合うものを選びましょう。

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