お役立ちブログblog

blog DETAILバッテリー上がりのその後は?適切な対処法を解説

2022年01月24日

バッテリーは、車のパワーソースとも呼べる重要な部分です。バッテリーが上がると、車が動かなくなってしまうことからも、それが理解できると思います。バッテリーは消耗品であると同時に、うっかりミスでも上がってしまいます。
この記事では、バッテリーが上がってしまったときに自力で復旧させる対処法を解説します。

バッテリー上がりのその後は?適切な対処法を解説

バッテリー上がりが車に及ぼす大きな影響

「バッテリー上がり」とは、バッテリーの蓄電池残量がゼロになることをいいます。バッテリー上がりが起こると、エンジンを起動させるセルモーターが回らなくなってしまいます。他にも、ヘッドライトやワイパー、エアコン、カーナビやオーディオといった、車の電装品も全く動かなくなります。バッテリーを上げてしまうと、車の機能は完全に停止するといっていいでしょう。
バッテリー上がりは、決して大きなトラブルではありません。しかし発生すると、とても面倒な状況になります。特に出先でバッテリー上がりになると、状況はさらに厄介です。バッテリーが上がってしまったときは、なんとか自力で復旧させ、トラブルから脱出してください。

自力復旧の応急処置はジャンピングスタート

バッテリーは、エンジンの回転で充電します。従って、セルモーターが始動すればバッテリーは復活します。昔のマニュアル車の場合、セルモーターを回転させる代わりに「押しがけ」という方法で対処が可能でした。しかし、現在はマニュアル車でも車載コンピューターなどに電力が必要なので、押しがけは使えません。
では、どうすればバッテリー上がりの車のエンジンを始動できるのでしょうか?その応急処置で最善の対処法が「ジャンピングスタート」です。

ジャンピングスタートの方法

用意するのは、赤と黒の2本のコードを持つブースターケーブル、電気を供給する別の車(救援車)です。では、以下にジャンピングスタートの方法を説明します。

救援車を安全な場所に止める

自車と救援車のバッテリーに、ケーブルが届くよう救援車を止めます。その際、必ず周囲の安全を確認し、他の走行車の迷惑にならない位置を確保してください。

ケーブルをつなぐ

バッテリー上がりで、最も重要な作業です。順序は以下のようになります。

  • 自車バッテリーのプラス端子に1本目のケーブルをセット。
  • 救援車バッテリーのプラス端子に1本目のケーブルをセット。
  • 救援車バッテリーのマイナス端子に2本目のケーブルをセット。
  • 自車バッテリーのマイナス端子に2本目のケーブルをセット。

この順序を間違えると、バッテリーがショートし、大変危険な状態に陥ることもあります。

救援車のエンジンをかける

救援車からエンジンをかけます。その際、AT車はギアをPに、マニュアル車はニュートラルポジションにしておきます。またサイドブレーキは、必ずかけておきましょう。エンジンが始動したら、アイドリング回転をやや高めに上げます。

自車のスターターモーターを回す

救援車が5分ほどアイドリングした後で、自車のセルモーターを回します。エンジンがかからないからといって、何度もセルモーターを回すのは厳禁です。救援車のアイドリング回転数を上げて(3,000回転前後)再度、セルモーターを回しましょう。自車のエンジンがかかったらブースターケーブルを外します。このときの順序は、接続したときと逆です。最初は自車バッテリーのマイナス端子から、ケーブルを外してください。ブースターケーブルは、2,000〜3,000円で購入できます。

ケーブル長5mサイズで丸めておけば、直径は30cm前後になりますので、トランクやラゲッジルームに収納しても場所を取りません。救援車がみつからない場合でも、ジャンピングスタートはできます。その際、必要なのはジャンプスターターと呼ばれる携帯用バッテリーで、ケーブルの接続方法は、救援車とほぼ同じです。コンパクトサイズであれば、7,000円〜で購入できます。またUSBポートや懐中電灯なども装備されているので、アウトドアでも利用できます。ジャンプスターターも家庭に常備しておけば、なにかと便利ですね。

バッテリーチェックを信頼できる専門業者に任せる

バッテリーは、いきなり上がるわけではありません。多くの場合、バッテリーが上がる原因は「うっかりミス」にあります。例えば、ライトやハザードランプの消し忘れ、長期にわたって乗らないときにバッテリーを外さなかった、などが挙げられます。また、バッテリーの寿命は2〜3年です。寿命が近づいて、劣化しているバッテリーの場合は予兆があります。セルモーターの回り方が弱い、電装品をフル稼働させるとライトが暗くなるなどです。

この予兆が出たら、交換時期ですね。逆にいえば、予兆を察知したり、うっかりミスをしたりしなければ、バッテリー上がりは防げるのです。バッテリーは、1度でも上げてしまうと大きなダメージを受けます。劣化していたバッテリーでは充電ができず、再び走行不可能になることもあります。バッテリー上がりに遭遇しないためには、日頃のメンテナンスが大事です。信頼できる専門業者に、バッテリーチェックを依頼しましょう。
オートサービスナカヤマでは、バッテリーチェックから交換作業まで承っています。自社に認定工場を備えているので、作業はスピーディー。できる限りコストを安くする親切なサービスも大きな魅力です。担当するスタッフもベテラン揃いなので、安心して依頼できますよ。バッテリーのチェックや交換で悩んだら、オートサービスナカヤマに相談しましょう。

オートサービスナカヤマの自動車整備・修理はこちら

関連記事

  • バンパーの後ろ側「リアバンパー」とは?傷の原因・修理相場も紹介バンパーの後ろ側「リアバンパー」とは?傷の原因・修理相場も紹介 「車のバンパーの後ろ側部分にはどんな役割があるの?」 「バンパーの後ろ側が破損したときにかかる修理費用はどのくらい?」 上記の疑問を抱えるカーオーナーの方は、必見の記事です。 車のバンパーの後ろ側部分は、リアバンパーと呼ばれ追突 […]
  • 車擦った これからどうする?解決方法を徹底解説!車擦った これからどうする?解決方法を徹底解説! 車を擦ってしまった際、まずは冷静になり、相手がいる場合といない場合での対応策を考えます。 この初期の対応が後々の解決に大きく影響します。 保険会社からのサポートをどう活用するか、事故報告や修理費用の見積もり作成について詳細に解説し […]
  • 3ナンバーと5ナンバーの違いとは?定義・見分け方・維持費を解説!3ナンバーと5ナンバーの違いとは?定義・見分け方・維持費を解説! 車の話題で、「3ナンバー」や「5ナンバー」という言葉を耳にしたことはないでしょうか。 「3ナンバーの車は大きくて、5ナンバーはそれより小さいイメージがある」 「3ナンバーは維持費が高そう」 このように思われている方も多いかもしれ […]
  • ディーラー車検費用は高い!安くする方法とメリットデメリットも解説ディーラー車検費用は高い!安くする方法とメリットデメリットも解説 「ディーラー車検は高いけど受けるメリットはあるの?」 「ディーラー車検の費用相場は?」 「ディーラー車検の費用を安くする方法は?」 この記事では、ディーラー車検のメリット・デメリットから費用相場・費用を安くする方法までを解説しま […]
  • クラッチペダルが重い原因 今すぐ対策したい方へのアドバイス!クラッチペダルが重い原因 今すぐ対策したい方へのアドバイス! クラッチペダルが重い、あるいは硬いと感じた経験はありませんか?ペダルの重さは、安全かつ快適なドライビングに直結する要素です。 本記事では、クラッチの役割とその基本構造から始め、クラッチペダルが重くなる原因を詳細に解説していきます。 […]
  • 車の消耗品 | 自分でできる簡単チェック車の消耗品 | 自分でできる簡単チェック 車の消耗品は、適切な状態を保つために定期的なチェックが必要です。 しかし、どこから始めればよいのか悩む方も多いのではないでしょうか?この記事では、自分で簡単にできる消耗品のチェック方法を詳しく解説します。 燃料フィルターやオイル交 […]