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blog DETAIL車検はいつから受けられるのか?車検時期の確認方法も解説!
2022年11月25日
自動車を所有している方にとって、避けて通れないのが車検です。
しかし「車検についてよくわからない」や「いつから受けられるの?」など悩まれている方も多いでしょう。
実は、車検はいつでも受けられるのですが、タイミングによって損してしまうケースもあります。
そこで今回の記事では、車検はいつからいつまで受けられるのかを解説し、満了日の確認方法に関しても説明します。
目次
車検はいつから可能?いつまでかも解説
公道を走る車両は、新車時の初回は3年、そのあとは2年ごとに車検を受ける規定になっています。
一般的には満了日の1カ月前を目安に通しますが、実際は受けられる期間はいつなのでしょう。
詳しく見てみましょう。
実は常にOK!
車検を受けていない期間が2年以上になる車を公道で走らせると法律違反となりますが、反対に半年前に車検を通したばかりの車は通せるのでしょうか?
実は、車検を早く通すのに関しては、全く制限がありません。
極端な話、1カ月前に通したばかりの車でも通せます。
つまり、前回から2年以内であれば、いつでも問題はありません。
検査をやり過ぎてはいけないとする決まりはないのですが、「もったいない」のです。
ただし、あまり早い時期はおすすめできない
前項でお話した通り、満了日の半年前でも1年前でも法律上は全く問題ありません。
しかし、満了日より何カ月も前に通すのは、やめておきましょう。
理由は、次回の満了日は、車検を通した日が起点となるからです。
例えば、満了日の2カ月前に車検を通すと、その時点から2年後が次回満了日となります。
つまり、前回の車検時に支払った費用を2カ月分、損してしまうようなものです。
これが「もったいない」と申し上げた部分です。
無駄のない車検のおすすめ時期|いつまで待てばいい?
実は満了日から1カ月前までの間に車検を通すと、次回満了日までの期間は短縮されません。
やはり、短縮されないこの時期に通すのがよいでしょう。
例えば、今回の満了日が2022年11月30日の場合は以下の表のようになります。
車検を受ける日 | 次回満了日 |
2022年11月1日 | 2024年11月30日 |
2022年10月15日 | 2024年10月15日 |
上記のように、満了日後の有効期間を引き継ぐためには、車検を通すのは満了日から1カ月前からがよいでしょう。
車検の延長ってできる?|やむを得ない理由がある場合は?
有効期限は、いかなる理由があっても原則延長できません。
病気やケガで入院してしまったり、海外出張などの日程と重なったりして、期限内に受けられない場合であっても、延長は不可能なので有効期限が切れる前に車検を通せるようにスケジュールを立てなければなりません。
ただし、自然災害や感染症の流行などの天災が起こった場合は、特例として期間の延長が認められるケースがあります。
車検期間の満了日が変わらないタイミングはいつから?
車検を通すときには、税金や保険料などの法定費用はもちろん、点検・整備費用もかかります。
車の状態によっては大きな出費となりますので、注意が必要です。
有効期間を短縮させてしまわないように、車検期間が変更されない期間を説明します。
満了日が変わらないタイミング
「道路運送車両法第48条」で自家用車の新車は登録日から3年後、以降は2年ごとに車検を通さなくてはならないと定められています。
以前は新車登録から10年以上経った車は毎年車検を受ける規定でしたが、1995年に法律が改正され2年ごとに変わりました。
実際のところは、先ほどもお話したように有効期間の1カ月前から満了日までに受けるのが一般的で有効期間も引き継がれます。
45日前でも変更されないケース
前項で、有効期間の1カ月前以降であれば「有効期間を変えずに2年間の車検が有効になる」と説明しました。
ただし、指定整備工場で車検を通す場合は、45日前から有効期間を変えずに車検を通せます。
指定整備工場で検査を通過すると「保安基準適合標章」が発行されます。
この有効期間は15日間です。
この15日間と通常の1カ月前をプラスすれば45日前でも変更されません。
車検の満了日を確認しよう!|きちんと調べて過ぎないように
期限が過ぎてしまわないためにも、満了日を正確に把握しておくのが重要です。
有効期限を確認する方法は以下の3つの方法があります。
● 自動車検査表
● 検査標章
● 自賠責保険証
ここから詳しく説明します。
自動車検査表
自動車を運転する際は、運転免許証と同様に「自動車検査証」の携行義務があります。
万が一、不携帯で公道を走ると50万円以下の罰金が科されます。
「自動車検査証」は当該の車が国の保安基準を満たしているのを証明する大切な書類です。
「自動車検査表」の左下部に「有効期間の満了する日」とあり、この日が車検の有効期限なので、この日までに車検を通さなければなりません。
この方法が最も確実で推奨できる方法です。
検査標章で調べる
有効期限は、フロントガラスの上部に貼付する「検査標章」にも記載されています。
ただし、シールの外側には有効期限の年月までしか記載されていません。
外側からでは日付までは確認できません。
車内から見える内側には文章で有効期間が記載されていますので、正確な日付は室内から内側を見て確認しましょう。
なお、「検査標章」は外から見えやすい位置に内側から貼付しなければなりません。
万が一、貼らずに運転すると50万円以下の罰金が科されます。
自賠責保険証でも調べられる
「自動車検査証」や「検査標章」と同じように携行義務がある「自賠責保険証」にも、車検関連の情報が記載されています。
自賠責保険証の「保険期間」を見れば有効期間を確認できるのです。
ただし、販売店によっては、自賠責保険の有効期間を車検の有効期間より長めに設定する場合もあります。
そのため、自賠責保険証に記載されている有効期間は目安と考え、正確なところは自動車検査証で確認しましょう。
まとめ
車検はいつでも通せるのですが、あまり早く通すと、有効期間がその日から2年間になってしまうので、損をしてしまいます。
1カ月前からであれば、有効期間は変わらないですので、1カ月前まで待ってから通しましょう。
1カ月前ではどうしても都合が悪い場合は、指定工場を利用すれば45日前までさかのぼって車検を通せます。
今回の記事を参考にして、有効期間について損しないよう車検を通してください。