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blog DETAILスタッドレスタイヤが雨に弱い理由とは?

2022年03月31日

雪道やアイスバーンで頼りになるのが、スタッドレスタイヤ。
ドライコンディションの路面でも走れますが、万能ではありません。
特に、雨の日は注意が必要です。

この記事では、スタッドレスタイヤが雨や濡れた路面に弱い理由を解説します。

スタッドレスタイヤが雨に弱い理由とは?

滑る原因はタイヤと路面の間に発生する水膜

雪道を走行中、滑ってヒヤッとした経験を持つドライバーは多いでしょう。
少しの雪だから大丈夫、と思っても、路面が白っぽくなっただけでスリップは起きます。

スリップの原因は雪や氷ではなく、水膜。
タイヤが雪を踏みつけると、一時的に雪が溶けてタイヤとの間に水膜を作ります。
雪道やアイスバーンでなければ、一般的なサマータイヤでも溝で水分を排除できます。
溝以外のタイヤ面が、路面に接地するからですね。

しかし、雪道やアイスバーンでは、タイヤの接地面と路面の間に水膜ができてしまいます。
タイヤの接地面が、水膜の上に乗ってしまうと摩擦が発生しません。
結果、コントロールを失ってスリップしてしまうのです。

スタッドレスタイヤは、この水膜を効果的に排除する機能を備えています。
特徴のひとつは、ブロックに刻まれた細かなサイプ。
ブロックとは、タイヤ表面の溝で仕切られた塊の部分のことで、サイプとは切り込みのことです。

タイヤの接地面にあるサイプが、水膜を吸い込み、路面との摩擦力を増やすわけですね。
さらに、スタッドレスタイヤには、もうひとつ大きな特徴があるのです。

スタッドレスが雨の日に弱い2つの要因

その特徴とは、柔らかいゴム質。
雪道やアイスバーンでは、水膜を排除しても摩擦力が得られなければ滑ってしまいます。
ゴムは柔らかければ摩擦力を得られますが、硬くなると摩擦が少なくなります。

サマータイヤのゴム質は、低温になると硬くなる性質があります。
これも、サマータイヤが雪道やアイスバーンに向いていない理由のひとつです。
スタッドレスタイヤは、低温でも柔らかいゴム質を保てるから摩擦力を得られるのです。

ただし、これらの特徴が効果的なのは、雪道やアイスバーンだけ。
路面がウェットコンディションになると、これらのメリットはデメリットに反転します。

サイプが排除する水膜は、ブロックが路面を圧着したときに発生する水分だけです。
最初から濡れている路面の場合、水分が多いのでサイプでは排除しきれません。

さらに、柔らかいゴム質はサマータイヤに比べると、吸水性があります。
この2つの要因が重なり、路面との間に水膜ができやすい状態になってしまうのです。
路面とタイヤの間に水膜が発生すると摩擦力が激減し、車のコントロールは困難な状況。
いわゆるハイドロプレーニング現象ですね。

オールシーズンの運転には注意が必要

スタッドレスタイヤは、オールシーズン装着していても走行できます。
特に新品であれば、ハイドロプレーニング現象は、滅多に発生しません。

しかし、スタッドレスタイヤは前述したように、柔らかいゴム質。
ドライコンディションの路面を走行し続けると、表面のゴムが極端に減ります。

スタッドレスタイヤの寿命は短く、3〜4年程度です。
走行距離なら15,000〜20,000kmといわれています。
オールシーズン装着したままだと、この寿命がさらに短くなるのは必至。
まだ大丈夫、と思っていてもタイヤの山は確実に減っています。

たとえ、タイヤの山が残っていても。ウェットコンディションは大変危険です。
特に夏場のゲリラ豪雨には注意が必要です。
サマータイヤでも、ハイドロプレーニング現象が起きるほどの水膜が発生します。

また、高速道路を走行中の突然の雨。
JAFの実験データでは、制動距離がサマータイヤに比べて1.4倍伸びるという結果が出ています。
100km/hで走行中にブレーキの効きが悪くなっていたら、不測の事態を招きかねません。
スタッドレスタイヤでオールシーズン走行するときは、運転に注意が必要です。

特に雨の日のブレーキングは早めが原則。
スタッドレスタイヤの装着は、冬期に限定した方が賢明です。

タイヤで悩んだら迷わずプロに相談する

スタッドレスタイヤの交換時期、判断に戸惑う人もいるでしょう。
もっとも、簡単な方法はプラットホームの確認。
雪道やアイスバーンでの性能寿命を表すサインで、ブロックとブロックの間にあります。

場所は、タイヤ側面にある矢印(4ヶ所あります)の延長線上。
溝にプラットホームが隠れていれば、性能に問題ありません。

しかし、ブロックとブロックをつなぐプラットホームが露出していると、性能は50%まで劣化。
すでに溝の深さが使用限界に達しているので、交換した方が無難です。
プラットホームは、露出していても走行は可能です。

走行不可になるのは、残溝1.6mm以下を表示するスリップサインが露出したとき。
混同しないように注意しましょう。

なお、プラットホームが表れていなくても、経年劣化でゴム質が硬くなるときがあります。
スタッドレスタイヤは、柔らかいゴム質だからこそ性能を発揮します。
硬くなっていたら当然、交換時期ですね。

上記のように、交換には適切な時期があります。
でも、専門知識が乏しいと適切な交換時期の判断がつきにくいものです。
そんなときは、迷わずプロに相談するのがベスト。

有限会社オートサービスナカヤマでは、タイヤのお悩みにも適切なアドバイスをしてくれます。
認証整備工場としての歴史は25年(2022年現在)。
年間1,500台以上の法定点検整備を行っている実績があります。
常駐しているスタッフはベテラン揃いなので、もちろんタイヤの知識も豊富。
交換だけでなく、装着しているタイヤのチェックや相談にも応じてくれます。
タイヤは走行する車から命を守る大切なパーツです。
プロにチェックを任せて、安心のカーライフを送りましょう。

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