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blog DETAIL車検とは?必要な理由と点検項目を解説!知らないと罰則を受けることに
2022年09月26日
車を持っている方、購入を検討している方であれば必ず「車検」といった言葉を耳にするでしょう。
定期的なチェックに伴い、毎回ある程度の金額が必要になるため、できれば避けたいと考える方もいると思います。
では、そもそも車検がどうして必要とされているのか、理由を知っていますか?
もし、車検をしていない車に乗っているとどうなるのでしょうか。
本記事では、そんな実はあまり詳しく知らない車検について解説していきます。
車を持っている方、購入を検討している方、車検について知りたい方必見です。
車検とは?法律や決まりを解説
車検の正式名称は「自動車検査登録制度」です。
2回目以降は車検証の有効期間を伸ばして乗車する点から「継続検査」「継続車検」と呼ばれる場合もあります。
車検とは車が国が定めた安全基準に車が適合しているかを確認するものです。
主に点検・整備・検査の3つを行います。
車検は法律で義務付けられているため、車検をせず公道を走っていた場合は法律違反となります。
有効期限があり車ごとに異なる
車検には有効期限があります。
一度車検を受けても、一定期間が経過すればまた車検を受ける必要があります。
有効期限は車ごとに変わるので、自分が所有している車の車検期間を覚えておきましょう。
新車登録から | 一度目の車検以降 | |
自家用車
自動2輪 (排気量250cc以上) |
3年後 | 2年に1回
|
8ナンバー
(特殊自動車) 軽貨物車 |
2年後 | 1年に1回
|
8トン未満 | 2年後 | 1年に1回 |
8トン以上 | 1年後 | 1年に1回 |
商業用自動車
(バスやタクシー) |
1年後 | 1年に1回 |
商業用自動車
(レンタカー) |
2年後 | 1年に1回 |
特殊自動車とは、警察車両や救急車などが該当します。
車検切れの罰則や対処法
車検は道路運送車両法第58条で車検を受けていない・有効期限が切れている車は公道を走ってはいけないと定めています。
そのため、車検を受けていない・有効期限が切れている車が公道を走った場合、道路運送車両法第108条で以下の刑事罰を受けます。
● 6か月以下の懲役または30万円以下の罰金
● 違反点数6点がひかれる
違反点数6店が引かれてしまうため、行政処分などの前歴がない状態でも30日間の免許停止となるので注意が必要です。(2021年現在であり変更の可能性あり)
普段あまり車を乗らない方であれば、気がついたら車検の有効期限が過ぎているかもしれません。
しかし、車検が過ぎているだけでは罰則などはありません。
車検の有効期限が切れた状態で、公道を走った場合のみ罰則の対象となります。
一度車検が切れても、もう一度車検を受ければ公道を走れます。
車検の切れていない車であれば、車検をしてくれる場所まで乗って運ぶ方が多いでしょう。
ただ、車検が切れていると公道は走れません。
そのため、仮ナンバーを発行して走行するかレッカー車を手配する必要があります。車検以外にもお金がかかってしまうので、できれば車検が切れる前に車検を受けたほうが安く済むでしょう。
意外と知らない車検と点検の違い
法定点検と車検は同じものと考えている方が多いです。
しかし、法的点検と車検は別物です。
法定点検とは、故障などのトラブルを防ぎ、車が持つ性能の維持を行うための予備整備を指します。
車検は法が定める基準に適合しているかを確認するものです。
自家用車の場合、12か月点検と24か月点検を受ける必要があります。
24か月点検は車検と同時に行われる場合が多いので、意識する必要はありません。
よく忘れられてしまうのは12か月点検です。
12か月点検は必ず受けるように道路運送車両法第48条で定められています。
ただ、12か月点検は車検のように受けなかったとしても特に罰則などはありません。
「だから受けなくてもいい」ではなく、安全に車に乗るためにはできる限り受けるようにしてください。
車検とは?必ずチェックされる15の項目
車検では、主に15の項目で法が定める基準に達しているかどうかを確認しています。
● 車検証と車検を受ける車が一致しているかどうか(エンジン番号や車体番号で確認)
● タイヤの摩擦具合や亀裂(最も摩擦している部分が1.6mm以下で交換)
● 車についているガラスすべてにヒビや割れがないか
● 各種メーターが正常に点滅しているか
● 内装チェック(シートベルトの不具合・発煙筒の有効期限など)
● ライト全般が問題なく点灯するか(ヘッドライトやブレーキランプなど)
● ワイパーの動作確認
● ウォッシャー液が十分に出るか
● マフラーの取り付け位置や触媒
● ドライブシャフトブーツ破損の有無
● ステアリングラックブーツが正常に機能しているか
● ブレーキの効き具合
● 排気ガスに含まれる一酸化窒素などの濃度
● サイドスリップ検査
● ヘッドライトの明るさや色に問題がないか
多少の車の改造であれば車検は通ります。
しかし、あまり改造しすぎてしまうと車検が通らず公道を走れなくなるので注意してください。
まとめ
車検は公道で車を走らせるうえでは絶対に必要なものです。
また、点検(12か月と24か月)は安全に車を運転するためにも必要なのです。
面倒だと思わずに必ず受けるようにしてください。
車検を受けなかった場合、罰則があります。
しかし、12か月点検は罰則がないため、受けていない方も多いです。
車検と点検では役割が違うため、できれば12か月点検も受けるようにしてください。
車検を受けたい方、12か月点検を受けたい方はぜひ一度当社へご相談ください。