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blog DETAILマツダ・ロードスター、NAとNBの違いはどこにある?

2023年05月25日

バブル景気真っ盛りの1989年、生真面目な車づくりをする日本車のなかで、2シーター、幌付きのフルオープン、リトラクタブルライトなど遊び心をふんだんに持ったライトウェイトスポーツカーとしてマツダ・ロードスターは誕生しました。

そして9年後の1998年初代NA型のコンセプトを引き継ぐ2代目のNBが誕生しました。
中古車市場で今でも人気のあるこれら2つのモデルの特徴とその魅力についてお話ししましょう。

マツダ・ロードスター、NAとNBの違いはどこにある?

ロードスターの歴史

初代であるNAがデビューしてから2023年の現在までに、マツダ・ロードスターは3回のモデルチェンジを行いました。1
989年マツダは新たなコンセプトの車としてロードスターを発売しました。

かつて欧米で流行していたが70年代に排ガス規制などで数を減らしていたライトウェイトスポーツカーを継承した二人乗りのオープンカーで、170万円台という安価な設定は、世界的なムーブに発展したのです。

9年後の1998年リトラクタブルであったヘッドライトを固定式に変更し、印象が大きく変わった2代目NBが発売され、2005年2000ccエンジンを採用し環境と安全に対応する新設計となった3代目のNC,2015年に現行モデルのNDへと移り変わり、ロードスターの歴史は現在も進行しています。

歴代モデルの特徴

ロードスターには、3回のモデルチェンジにより4世代のモデルがあり、それぞれにNA、NB、NC、ND、という呼び名があります。
それぞれのモデルについて簡単に説明しましょう。

NA

日本におけるライトウェイトスポーツカーの代表的な車といえばマツダ・ロードスターでしょう。
バブル真っ盛りの1989年、マツダはユーノス(EUNOS)という新しい販売チャンネルを設けユーノス・ロードスターという名で、2シーター、フルオープンの軽量スポーツカーを発売しました。

リトラクタブルヘッドライト、など思い切ったデザインを採用しコンパクトな1600ccエンジンをFRレイアウト(フロントエンジンリアドライブ)と剛性のあるボディと相まって運転する楽しさを目指したロードスターはヒット車となり世界的にムーブメントを起こしました。

NB

初代NAの発売から9年後の1998年に2代目が誕生しました。
空力性能と前方視界の向上のためリトラクタブルライトを固定式に変更し、スポーティ感を高めるとともに安全性と快適性も向上させています。
クーペスタイルやターボモデルが設定されバリエーションの多いモデルです。

NC

2005年にはさらなる進化を求め、新しい環境、安全要件に対応した新設計の3代目NCが発売されます。

安全性の向上したひとまわり大きいボディと新たに開発された2000ccエンジンは運転のしやすさを向上させましたが、3ナンバーとなりライトウェイト路線から外れたと感じる人が多いモデルです。

ND

2015年初代ロードスターのイメージに回帰する4代目NDがデビューします。
エンジンが直噴1500ccとなり、NC型より100㎏以上の軽量化を実現するとともに前後重量配分が再び50対50となり、クルマを楽しむ感覚を研ぎ澄ましたモデルとなりました。

今でも人気のNA型

登場から30年以上経過したモデルですが、ロードスターのイメージを創ったNA型は不動の人気があります。
またND型が初代モデルのイメージに回帰したことにより改めてNA型の魅力が再認識され注目度が高まっています。

リトラクタブルヘッドライトが特徴的で飽きの来ないデザインがその魅力のひとつです。
また2020年8月時点で国内登録数は2万台を超えており、流通量も多くてメーカーであるマツダが復刻を含めた純正パーツの販売を続けているのも保有する安心材料で魅力のひとつです。

NA型には1600ccモデルと1993年に追加された1800ccモデルがあり、1600ccモデルがNA6、1800ccモデルをNA8と呼び分けていて、いずれのモデルも人気があります。

NB型の魅力

NA型に基本コンポーネンツをベースに基本性能をアップさせ、より曲線が多くグラマラスなデザインで登場したNB型は、各部の強度を高めるとともに低重心化も施され走行性能が格段に改良されました。

固定式となったヘッドライトが特徴的で、ライト部分が軽量化されたために旋回性能も大幅に改善されてライトウェイトスポーツカーとしての魅力にあふれているモデルです。
残念ながら初代NA型ほどの人気は無いものの、1800ccモデルに設定された6速MTなど、走らせる楽しさにあふれたモデルです。

またNA型と共通部品が多く、アフターパーツが豊富で入手しやすくメインテナンスがしやすいのも魅力です。
限定車として販売されたため流通される台数はごく少なくレアなモデルですが、ターボ車やハードトップを採用したロードスタークーペがあるのもNB型の特徴です。

まとめ

バブル期から現在まで累計台数100万台を超えるマツダ・ロードスターは世界中にファンを持ちライトウェイトスポーツカーのリーダーとしての役割を担っています。

発売から30年を経過した初代モデルNA型とその9年後に発売された2代目NB型は今でも根強い人気を保っています。
春から秋にかけて良い気候の中、フルオープンにしたコックピットで車を操る楽しさを感じてみませんか?

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